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八幡会長からのご挨拶
国宝史蹟研究会とは
研究会の生い立ち
研究会の運営
初代会長プロフィール
二代会長プロフィール
平成以降の例会記録
平成以降の源頼朝の研究

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研究会の生い立ち

  昭和11年7月に故八幡義生氏により創立された本会は、同氏が創立時に掲げた会の趣意書が大きな柱である

  1. 本曾ハ、鎌倉町並ニ各地ノ史蹟、古美術、古文化ノ調査研究及発表スルヲ以テ目的トス。
  2. 本曾ノ名称ヲ國寳史蹟研究曾ト称ス。
  3. 毎月1回、國寳史蹟ノ実地研究ヲナシ、或ハ講演、座談等ノ曾合ヲ催スモノトス。

を目標にして、年会費1円、例会費20銭ではじまった。

 第1回例会は昭和11年7月で、鎌倉古文化のシンボルである鎌倉国宝館と鶴岡八幡宮を訪ねた「鎌倉国宝館並鶴岡八幡宮の国宝・什器見学と研究の会」である。参加人数は1 0数名であった。それ以後、毎月例会を重ねたが、第二次世界大戦終末期の第94回例会 (昭和19年10月29日)に円覚寺白雲庵で開催された「英霊供養、講演(山内上杉氏 について)、懇親会」実施後一時休会となった。当時は戦時下の社会情勢から見て、例会の継続は困難であったが、初代会長も「断腸の思いであった」と戦後語られておられた。しかし、翌20年9月23日には第95回例会「戦没英霊供養と講演(鎌倉における地蔵信仰 と地蔵造仏)」 が再開された。荒廃した戦後社会の中でいち早く当会を、1年のブランクを埋めるかのように再開する行動力には、只々驚かされるのみである。

  それ以後、幾多の困難があっても毎月例会は継続され、第538回例会(昭和50年4 月6日)「極楽寺本尊と講演(清涼寺式釈迦如来像)」まで開催された。初代会長はその直後の4月29日に心筋梗塞により67歳の若さで急逝された。会員の動揺は計り知れないほど大きかったが、次男義信氏(現会長)を中心に理事各氏が協力し、会員諸氏が新体制を支え、故会長が提唱した創立趣旨を継承することで、第539回例会(同年6月15日) が開催され、現在第980回(平成27年9月)を迎えた。創立80周年、例会1000 回も間近かになっている。毎月の例会を重ねながら、2年後の記念事業に向けた準備を行 っている。